ハーブ蒸しにて冷え性や生理による悩みなどを改善させる、ハーブテント。いったいどんな施術であり、どんな効能が期待できるのでしょうか?
よく似たヨモギ蒸しとの違いを比較しながら、ハーブテントならではのメリットについてご紹介します。
ダイエットや肌荒れ改善にも繋がるハーブテントについて、ぜひこの機会に知っておいてくださいね。
ハーブテントとはタイに古くから伝わる民間療法のこと。一人分の椅子を入れた小さなスチームテントの中に入り、蒸したハーブの薬効成分を鼻や口、皮膚から吸収する美容健康法です。
タイでは出産した後に女性の子宮を収縮し、産後の体を回復させるために使用されてきました。現代のタイでは伝統医療開発局が設置され、ハーブ療法については大学にて講義を受けることもめずらしくありません。歴史ある施術として親しまれながら、効能や効果については医療分野でも注目されています。
日本でもマッサージやエステ同様に、リラクゼーションの一環として取り入れられることが多くなりました。単純に身体をあたためることは、免疫力を上げて病気や不調を防ぐケアにもつながります。継続すれば体質も改善され、嬉しい効果が期待できるでしょう。
産後ケアとして始まったハーブテントですが、女性だけではなく、誰でも利用できるもの。年齢や性別を問わずに気軽に利用できる施術として、認知度が高まりつつあるサービスです。
日本のリラクゼーションサービスの中で、ブームになったヨモギ蒸し。身体や子宮をじっくりとあたためてくれるヨモギ蒸しを体験したことがある方もいるでしょう。
ハーブテントはヨモギ蒸しとよく似ているようですが、何が違うのでしょうか? 2つの施術の異なる点を整理してみました。
どちらも同じハーブ蒸しですが、頭部まで蒸すかどうかが大きな違いかもしれません。また、ヨモギ蒸しはヨモギを使用しますが、ハーブ蒸しはローズマリーやユーカリ、カモミールやペパーミントなどの複数のハーブをブレンドします。
どちらの方が優れているというわけではないため、お好みで好きな施術を選んで構いませんし、気分や体調によって使い分けても構いません。
ハーブテントの方がヨモギ蒸しよりも幅広い効果が期待できるため、どのようなメリットがあるのかを詳しくみていきましょう。
ハーブテントは全身をテントに入れて、ハーブの恵みを身体中にもたらす施術法です。ハーブの薬効成分は皮膚だけでなく、息を吸い込むことで体内にも作用し、脳や神経・内臓へと働きかけてくれるでしょう。
下記のような、女性のお悩みを抱えている方におすすめです。
じんわりと身体をあたためるだけでも、体はリラックスできるもの。さらにハーブの香りと効能により、緊張した自律神経を穏やかに整えてくれるでしょう。ストレスを緩和させるだけでなく、神経が休まることで身体の冷えもおさまるように。気分をリフレッシュさせたい方、不眠に悩んでいる方にもハーブが優しく働きかけてくれるでしょう。
女性ホルモンと身体が良いバランスを取り戻すことで、生理痛や生理不順に悩む方はもちろん、更年期障害に悩んでいる方にも嬉しい効果が期待できます。
体内へと働きかけるハーブの効能は、内臓へと働きかけることでデトックス力も高めます。老廃物が排出されやすくなり、むくみや肌荒れの改善へと繋げやすくなるように。スッキリとしたボディや、ニキビや肌荒れのない美肌を作りたい方にもおすすめです。
二日酔いをスッキリ解消させたいときにも、ぜひ施術を受けてみてください。
肌も毛穴からしっとりと潤すため、全身のカサカサ肌をケアしたい方にも喜ばれています。血流が良くなることで身体の内側と外側に、嬉しい変化があらわれるでしょう。
ハーブテントは日本ハーブテント協会による認定試験や講習を受けた、専門のセラピストによっておこなう民間療法です。安全かつ心地よく体感できるハーブテントに興味がある方は、ぜひ試してみてください。
ヨモギ蒸しを体験されたことがある方も、ハーブテントとの違いを知って試してみたくなったのではないでしょうか?ぜひヨモギ蒸しとの違いを楽しみながら、ハーブテントならではの効能も確かめてみてください。